幻の女流ピアニスト、フェリシア・ブルメンタールによるチャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」

ポーランド、ワルシャワ出身のフェリシア・ブルメンタール(Felicja Blumental/1908~1991、写真1)はメジャー・レーベルへの録音が数少ないため「幻の女流ピアニスト」のひとりと伝えられた。 紹介のLPレコードは彼女が米VOXに1960年前後に録音したステレオ盤のチャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」である。 管弦楽はミヒャエル・ギーレンが指揮するウィーン楽友協会管弦楽団となっている。 紹介盤は当時、日本ビクターより25cmLP盤でリリースされた1枚で「第1楽章」のコーダ部分が第二面にまたがる変則的なカッティングとなっている(写真2 LPジャケット、日本ビクターSVOX 4502/写真3 LPレーベル面)。 ロシアものも得意とした彼女が快速テンポで弾く演奏がまた興味深かかった。

写真1    フェリシア・ブルメンタール(LPジャケット裏面掲載写真)

写真2    25cm盤LPジャケット(日本ビクターSVOX-4502)

写真3    LPレーベル面