懐かしい10インチ(25cm)LPレコードから

今回は懐かしい10インチ(25cm)LPレコードから1枚取り上げてみたい。 写真のLPジャケットは20世紀前半に活躍したマンハイム出身のバッハやヘンデルを得意としたフリッツ・レーマン(Fritz Lehmann/1904~1956、写真1)がベルリン・フィルと録音した彼としては珍しいプロコフィエフ「ピーターと狼」(1950年代モノラル録音)の10インチ盤LPジャケットである (写真2 独グラモフォン-LPE 17117)。 リリースされ60年余りが経過し黄色のレーベル面も色あせてしまった(写真3 LPレーベル面)。 ドイツ語によるマティアス・ヴィーマン (Mathias Wieman)の語りも快調で素晴らしい。 この国内盤は後に中村メイコによる吹替えにより同じく10インチ盤でリリースされた (写真4 同国内盤LPジャケット、インターネット画像から)。 またレーマン指揮によるレコードはこのほか筆者が中学生時代にカール・ゼーマンのピアノによるモーツアルトのピアノ協奏曲「戴冠式」などををよく聴いていたことが思いだされる。

写真1    フリッツ レーマン(インターネット画像から)

写真2    フリッツ・レーマン&ベルリン・フィル 語り-マティアス・ヴィーマン「 プロコフィエフ「ピーターと狼」10インチLPジャケット(独グラモフォン LPE 17117)

写真3    独盤LPレ―ベル面

写真4    同10インチ国内盤LPジャケット(LG-1008)