小澤&水戸室内管弦楽団を聴く、1996
水戸室内管弦楽団 東京デビュー公演、1996年11月3日、サントリーホールにて
「水戸芸術館コンサートホールATM」を本拠地として世界的に活躍するメンバーで構成された「水戸室内管弦楽団」が東京デビュー・コンサートを行ったのは1996年11月のことである。指揮はこの楽団の音楽顧問を務める小澤征爾である(写真1 「水戸室内管弦楽団・東京デビューコンサート」プログラム表紙)。またこの公演は「サントリーホール10周年記念フェスティバル」の一環として行われている。公演のプログラム(写真2)は前年に開催された楽団結成5周年記念コンサート・ライヴ録音を収めたデビューCD(写真3)並びにこの東京でのコンサートの直前にレコーディングされたCD(写真4)に収められた作品を中心に組まれていた。プログラムの最後を飾ったラヴェルの「マ・メール・ロワ」はプログラムに記載された組曲版ではなくCD収録と同様に全曲版が演奏された(写真5 プログラムに挿入された「本日の演奏曲目」お知らせ)。世界トップ・レベルのアンサンブルの繊細優美な演奏を改めて実感した。当日会場では「水戸市芸術振興財団」が当時発行した「水戸室内管弦楽団WHO'S WHO」(水戸室内管弦楽団紹介冊子)も配布された(写真6)。写真7は水戸室内管弦楽団のサントリーホールでの東京デビュー公演コンサート・チケット、写真8 小澤征爾&水戸室内管東京デビューコンサート公演チラシである。