海野義雄、DGGデビュー盤、チャイコフスキー&メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」

今回の紹介LPは1959年23歳の若さでNHK交響楽団のコンサート・マスターに抜擢された海野義雄の独グラモフォンへのデビュー盤となったチャコフスキー&メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲である。 バックはハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮する北ドイツ放送交響楽団(現、NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団)、 LP録音データによれば1967年12月13日~14日にハンブルクの北ドイツ放送局第10スタジオでのセッションとなっている。 スタジオといってもジャケット掲載の録音風景写真を見ると客席もある立派なホールである。 この当時まだ日本の音楽家による海外でのレコード録音が少なかった時代、大変注目され興味深い1枚だった。 この歴史的名演は現在のところ残念ながらまだCD化されてないようだ(写真1 LPジャケット、国内盤グラモフォンSMG-2033/  写真2 LPレーベル面)。

写真1    LPジャケット-国内盤グラモフォンーSMG 2033(1968年リリース)

 

写真2    LPレーベル面