若きゲルバーによるベートーヴェン「ピアノ協奏曲第5番”皇帝”」

1968年以来たびたび来日を重ね日本のファンも多い世界的名ピアニスト、「ブルーノ=レオナルド・ゲルバー、写真1」も今や80歳を超え巨匠の域に入った。 今回の紹介盤ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第5番”皇帝”」は以前に取り上げたブラームス「ピアノ協奏曲第1番」(1965年録音)と並ぶレコード・デビュー時代に録音されたまだ20代の若きゲルバーの名盤である。 バックのフェルディナント・ライトナーが指揮する当時のニュー・フィルハーモニア管弦楽団との息もあいベートーヴェン、ブラームスのスペシャリストであるゲルバーのまさに面目躍如たる力演である。 紹介LPは1968年リリース国内初出盤(東芝エンジェル-AA 8190、写真2)。

写真1    若きブルーノ=レオナルド・ゲルバー(LPジャケット掲載写真から)

 

写真2    LPジャケット(東芝AA-8190)1968年リリース盤