若きダニエル・バレンボイムのエルガー
古典から現代音楽までレパトリーの幅が広い指揮者・ピアニストのダニエル・バレンボイム、昨年は「ベートーヴェン生誕250周年」にはなんと通算5度目のベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集録音をリリースするなど活動も精力的だ。
今回紹介のイギリスの「エルガー」の作品も得意とし1970年代には交響曲をはじめ管弦楽作品をレコーディングしている。 紹介盤は1972年録音のロンドン・フィルハーモニックとの「交響曲第2番」のほか「イギリス室内管弦楽団」を振った「弦楽のためのセレナード作品20」・「悲歌-作品58」(以上1973-74年録音)を収めた1枚である (写真1 CDジャケット、SONY CLASSICAL SBK 67176 /写真2 CD演奏・録音データ)。 この長大で渋い「第2番」の深みを巧みに引き出している。 彼は2013年、実に41年振りにこの「第2番」を「シュターツ・カペレ・ベルリン」とデジタルで「デッカ」に再録音している。
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写真1 ダニエル・バレンボイム&ロンドン・フィル/「エルガー交響曲第2番」他CDジャケット(米SONY CLASSICAL-SBK67176)
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写真2 CD演奏・録音データ