超懐かしいダグラスDC-3プロペラ機の響き 〜ステレオ録音で蘇る「DC-3 “ダコタ”」〜

今回は航空機好きにはたまらない超懐かしい「ダグラスDC-3」のドキュメンタリー・サウンドを収録したレア盤を介したい。 ダグラスDC-3はアメリカのダグラス社が1930年代に開発した双発プロペラ旅客機、軍用輸送機としても使用されイギリスなどではこのレコードのタイトル「ダコタ(DAKOTA)」の愛称でも知られている。 日本でも戦後、創業当時の日本航空もフィリピン航空のリース機で運行したことがあり尾翼にフィリピンの国旗が描かれている (写真1 DC-3「想いでの日航機-POSTCARD BOOK」から)。 紹介LPは1982年にポリドールからリリースされた貴重なDC-3のエンジン音を収録した1枚である。 収録はホノルルからマウイ島、カウアイ島、ハワイ島に飛ぶ貨物機に同乗し行われた。 解説によれば貨物機なので機内には座席もなく配線などもむき出しで録音機は操縦席にセットしたそうである。 機内不安定の中での収録はさぞかし大変だったと想像できる。 また機長へのインタヴューも収録されている (写真2 LPジャケット「DOUGLAS DC-3 DAKOTA」ポリドール25MX 3066 /写真3 LPに添付されたDC-3カラーピンナップ)。

写真1    フィリピン航空からのリース機「JAL-DC-3 金星」(POSTCARD BOOkから)

写真2    「DOUGLAS DC-3 DAKOTA」LPジャケット(国内盤ポリドール-25MX 3066(1982年リリース)

写真3    LP添付の「DC-3」カラーピンナップ