アリシア・デ・ラローチャ(Pf)によるブラームス「ピアノ協奏曲第2番」、1981年ライブ盤
スペイン、バルセロナ出身の20世紀往年の名女流ピアニストであるアリシア・デ・ラローチャ(Alicia de Larrocha/1923~2009)のレパートリーとしてはちょっと珍しいブラームス「ピアノ協奏曲第2番」のライブ盤である。 1981年6月7日、8日にベルリンのフィルハーモニーにおけるライブ収録である。 おそらく正規盤による彼女のブラームス「ピアノ協奏曲」初出音源と思われる。 指揮は巨匠オイゲン・ヨッフム、CDジャケットにはオーケストラ名が「ベルリン・ドイツ交響楽団(Deutsches Symphonie-Orchester Berlin)」と表記されているが1981年当時はまだ旧名「ベルリン放送交響楽団(Radio-Symphonie-Orchester Berlin)の方が正確だろう (写真1 CDジャケット、独Weitblick-SSS0097-2、 2009年リリース/写真2 CD演奏・録音データ)。 彼女の骨太でズッシリとしたブラームスが楽しめる1枚である。