1970年代初頭パリの中古レコード店で求めた独グラモフォン/フランス仕様ジャケット
今回は1970年代初頭に筆者がパリの中古レコード店求めた独グラモフォンのフランス仕様ジャケットLP盤からラファエル・クーベリック指揮ベルリン・フィルのシューマン「交響曲第3番”ライン”・マンフレッド序曲」を紹介したい。 クーベリックはバイエルン放送交響楽団首席指揮者時代の1963年~64年にかけてベルリン・フィルとシューマンの交響曲全集を完結しており名盤として知られている。 もちろん全てオリジナル・ステレオ録音だがこの当時はまだ並行してモノラル・プレス盤も併せてリリースされていた。 このフランス盤もステレオ、モノラルの両プレスでリリースされジャケットは超厚手見開きジャケット仕様で中身のLP盤はドイツ・プレス盤だった。 ちなみに筆者が求めたLPはモノラル盤でジャケット番号-「618 908」レコード・レーベル番号はドイツ・プレス盤のためオリジナル番号「18 908」と変則的なところも興味深い(写真1 LPジャケット、独グラモフォン、フランス盤仕様ジャケット/写真2 LPレーベル面、独オリジナル・プレス盤)。 余談になるが独オリジナル・ステレオ盤はレコード番号「138 908」でリリースされている。 またこの時代のパリはまだ日本の観光客もまばらで写真3はパリ名物、街角のエンタテイメント広告塔、ヴィルヘルム・ケンプのコンサート広告が懐かしい。 写真4はシトロエンDSやフィアット500らしき車も走るパリ・オペラハウス界隈いずれも1973年3月筆者が撮影したスナップである。