20世紀の名ヴァイオリニスト 「リカルド・オドノポソフ」

アルゼンチン、ブエノスアイレス出身の20世紀の名ヴァイオリニスト、リカルド・オドノポソフ(Ricardo Odnopsoff/1914~2004、写真1)はシニア世代のクラシック音楽ファンの方ならご存じかと思う。 1930年代のウイーン・フィルのコンサート・マスターも務め数々のコンクールに優勝・入賞の経歴を持ち今回紹介したい。 1960年代初頭録音メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲ホ短調」、パガニーニ「ヴァイオリン協奏曲第1番」は彼の名盤のひとつして知られている。 この録音は当時の世界的レコード会員クラブ「コンサート・ホール」録音で紹介盤は1980年代にフランスの中古レコード店で偶然見つけた1枚だった。 レーベルはコンサート・ホール系のミュージカル・マスターピース・ソサエティ(MUSICAL  MASTERPIECE SOCIETY)盤で制作国名の記載はないがジャケット及び解説がフランス語とドイツ語のみなのでフランスまたはスイスのプレス盤かと推測している。 バックはイタリアのオペラ、バレエ指揮者ジャンフランコ・リヴォリ(Gianfranco Rivoli) (漫遊記690)指揮するジュネーヴ放送交響楽団(L’Orchestre Symphonique de Radio Genève)となっている(写真2 LPジャケット、MUSICAL MASTERPIECE SOCIETY-MMS-2205/写真3 LPレーベル面)。

写真1    リカルド・オドノポソフ(インターネット画像から)

写真2    リカルド・オドノポソフ/メンデルスゾーン&パガニーニ「ヴァイオリン協奏曲」LPジャケット(MUSICAL MASTERPIECE SOCIETY-MMS-2205)

写真3    LPレーベル面