20世紀のマエストロたち 、40CD BOX
今回はドイツ、ハンブルクの「TIMレーベル(TIM the International Music Company AG)」から2000年にリリースされたユニークな40CD BOX「20世紀のマエストロたち」を紹介したい(写真1 「20世紀のマエストロたち」/ 独TIM- 40CD BOX-204552 308~204571 308)。
タイトルからおわかりのように20世に活躍した巨匠たちの歴史的貴重音源を40枚のCDにまとめたものである。 登場する指揮者たちはワインガルトナー、トスカニーニ、クーセヴィツキー、フルトヴェングラー、ストコフスキー、カラヤン等々総勢40人である。 彼らの1920年代から50年代初頭にかけてのモノラルSP録音をデジタル・リマスターCD化され手軽に当時の音源を聴くことができ重宝された (写真2 BOXに2CDケースに収められた巨匠たちの歴史的音源)/写真3 CDジャケット・デザイン)。 これらの貴重音源の中にはアンタル・ドラティ&ロンドン・フィルによる1937年9月13日録音リムスキー=コルサコフ交響組曲「シェエラザード」、ヴァツーラフ・ターリッヒ&チェコ・フィルの1938年11月ロンドン録音ドヴォルザーク「交響曲第7番」、ヘルベルト・フォン・カラヤンのベルリン・フィルとの最初の録音チャイコフスキー「交響曲第6番”悲愴”」(1939年4月15日1日のみのセッション録音)等々が含まれている。 しかもデジタル・リマスター化によりいずれもとても聴きやすい音質になっている。