‘60年代初頭のアメリカン・ポップス界を大ブレイク 、”パット・ブーン“
今回は1960年代初頭にかけてアメリカン・ポップス界を大ブレークした男「パット・ブーン(Pat Boone)」にスポットをあててみたい。 彼は1934年フロリダの出身、今年85歳を迎えた。 当時プレスリーと人気を二分したとも云われ日本では1957年にリリースされた「砂に書いたラブレター(Love Letter In The Sand)」で一躍有名になったと記憶している。 このシングル盤も棚を探しまくったが出てこなかった。 とかく探しまわる時は見つかることが少ないものだ。 その後、1960年アメリカ映画「栄光への脱出(The Exodus Song)」の主題歌(写真1 「栄光への脱出」、国内盤シングル・ジャケット、DOT-1134・日本ビクター1961年 / 写真2 同盤レーベル面 / 写真3 涙のムーディー・リバー(Moody River)、国内盤シングル・ジャケット、DOT-1140、1961年)と大ヒットが続く。
そして筆者が一番インパクトを受けた曲は(写真4)-1962年リリースの「スピーディー・ゴンザレス(Speedy Gonzales)」であった。 この当時中学生時代の筆者は教室に各自が買い求めたシングル盤を持ち寄り貸し借りしながら互いに聴きあうことが流行していたことを思い起す。 これもまた古き良き時代であった。 ただこれらの国内盤はまだ当時はほとんどがモノラル盤だった。
これらのヒット曲が全て収録された彼のステレオ盤LPアルバムを初めて求めたのは高校時代の1965年頃である(写真5 アルバム”Pat Boone Golden Disk”、国内盤ジャケット-SJET-7567/ 写真6 同盤レーベル面)。 因みに「ドット(Dot)・レーベル」はパット・ブーンが所属していたアメリカン・ポップス・レーベルで国内盤の発売元は「日本ビクター」だった。