CD BOX –シャルル・ミュンシュへのオマージュ
今回はフランスの「AUVIDIS VALOIS(オヴィディ・ヴァロワ)」というレーベルから1998年にリリースされた「シャルル・ミュンシュへのオマージュ(Hommage à Charles Munch) と題されたCDボックス・セットを紹介したい (写真1)。 音源はCDボックス右下のロゴマークからフランス視聴覚研究所(INA)の所蔵音源からと推測され1962年から晩年の1967年のコンサート・ライブが収められている(写真2 CDボックス収録曲目)。 オーケストラは全て「フランス国立放送局管弦楽団(現:フランス国立管弦楽団)」でCD5にはミュンシュが1966年秋、この楽団との来日公演で演奏されたフォーレの組曲「ペレアスとメリザンド」(10月20日東京文化会館)も収録されている。 CD解説書並びに各録音データにはモノラル、ステレオ録音区別の記載がないがよく聴きこんでみるとCD3-「ブラームス交響曲第2番・シューマン交響曲第4番」、CD4-「ドビュッシー作品集」、CD6-オネゲル「交響曲第1番」・デュティユー「交響曲第2番”ル・ドゥーブル」等々は明らかににステレオ録音と思われる (写真3・4・5-各々のCDジャケット さらにこの「ボックス・セット」にはボーナスCDとして1964年6月「ヘルシンキ・フェスティバル」で演奏されたシベリウスの「4つのカレワラ伝説」から「トゥオネラの白鳥」と「レンミンカイネンの帰郷」が収録されている。 モノラル録音と思われるがミュンシュのシベリウスは珍しくしかもライブ演奏なので大変貴重である (写真6 ボーナス盤CDジャケット / 写真7 シャルル・ミュンシュ、ブックレット解説書裏面写真から)。