FESTKONZERT(ZDF) /カルミナ・ブラーナとブラームス交響曲第1番、1984

今回は貴重な2枚組ライブLP盤を紹介したい。 このライブ盤は今から遡ること四半世紀を超える1984年に行われた二つの注目のコンサートから収録されたものである。 これら二つのコンサートは当時NHKとZDFを通じ衛星生中継もされている。 ZDF(ツェット・デー・エフ)はドイツのライン河下りの拠点にもなっているマインツ(Mainz)を本拠地とする公共放送局第2ドイツ・テレビ(Zweites Deutsches Fernsehen)である。  この2枚組LPには1984年4月29日東京・NHKホールで開催されたウォルフガング・サヴァリッシュが指揮するNHK交響楽団特別演奏会からカール・オルフ「カルミナ・ブラーナ」と5月13日にミュンヘンの国立劇場での若杉 弘指揮のバイエルン国立管弦楽団演奏会からブラームス「交響曲第1番」が収録されている。 前者のカルミナ・ブラーナにはソリストに往年の名ソプラノ:ルチア・ポップ(Lucia Popp)、名バリトン:ヘルマン・プライ(Hermann Prey)が客演し話題を呼んだ。 紹介盤は独テルデック(TELDEC)とZDFの協力により制作された貴重盤である (写真1 LPジャケット、独TELDEC/ZDF 66. 28291 01 / 写真2・3   LPレーベル面)。

写真1    「FESTKONZERT」2LPジャケット(独テルデック・ZDF制作盤 66.28291 01)  1984年リリース

写真2  LPレーベル面(カルミナ・ブラーナ)

写真3    LPレーベル面(ブラームス交響曲第1番)