M.ヴィオッティのシューベルト交響曲第8番”ザ・グレート”

スイス出身のマルチェロ・ヴィオッティ(Marcello Viotti/1954~2005、写真1)はオペラ指揮者としてヨーロッパを中心に世界の歌劇場で活躍し将来が期待された指揮者のひとりだったが50歳の若さで亡くなってしまった。 今回は彼がドイツのザールブリュッケン放送交響楽団(現:ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団)音楽監督時代のスイス、クラーヴェス(Claves)・レーベルの名盤「シューベルト交響曲全集」から1992年録音「第8番”ザ・グレート”」を取り上げてみたい (写真2 CDジャケット、Claves CD50-9221/0 /写真3 CD演奏・録音データ)。 ちなみにこれは1997年当時のクラーヴェスCDカタログ・ブックレット (写真4)も添付され1CDながら別ケース入り特別仕様だった。 演奏も以前にクラウディオ・アバドがasc初めて取り上げ注目を浴びた原典版と同様に「第2楽章」の節回しや「第3楽章」のカットされた箇所の復元なども実行しており興味深かい1枚だった。

写真1    マルチェロ・ヴィオッティ(CD解説ブックレットから)

写真2    CDジャケット(Claves CD50-9221)1997年リリース

写真3    演奏・録音データ

写真4    CDに添付された「Claves CDカタログ1997」