カルロス・クライバーによるワーグナー楽劇「トリスタンとイゾルデ」全曲盤
このカルロス・クライバー(写真1)のワーグナー楽劇「トリスタンとイゾルデ」全曲盤はファンにとって待ちに待った録音だった(1980年~82年ドレスデン・聖ルカ教会録音)。 しかもこの作品初のデジタル全曲録音だったことも忘れ […]
ベンジャミン・ザンダー&ボストン・フィル/マーラー「交響曲第6番」、ライブ盤
英国出身、ベンジャミン・ザンダー(Benjamin Zander)はマーラー研究家としても知られる米国を中心に活躍する指揮者である。 彼は1978年、若手音楽家中心に結成されたセミ-プロオーケストラ「ボストン・フィルハー […]
ピエール・モントゥー&アムステルダム・コンセルトヘボウ管によるベートーヴェン「エロイカ」
巨匠ピエール・モントウー(Pierre Monteux/1875~1964)は1963年の大阪国際フェスティバルにロンドン交響楽団と来日したが大阪公演のみを指揮し帰国したため筆者は生で彼の指揮に接することができなかった。 […]
エリゼン四重奏団によるアレクシス・ド・カスティヨンの室内楽作品
フランス、ロマン派の作曲家 アレクシス・ド・カスティヨン(Alexis de Castillon/1838~1873)については以前「漫遊記1212」で「ヴァイオリン・ソナタ」(世界初録音盤)を取り上げているが今回はエリ […]
ヴァーツラフ・ノイマン&チェコ・フィル/ドヴォルザーク「スラブ舞曲」全曲盤、独 テレフンケン録音
ヴァーツライフ・ノイマン(Václav Neumann/1920~1995)はチェコ・フィルとドヴォルザーク「スラブ舞曲」全曲録音を生涯3回録音している。 年代順に並べると今回の紹介盤1971年-72年独テレフンケン(テ […]
粋な「ベルク作品アルバム」
今回はなかなか粋な「アルバン・ベルク作品アルバム」を取り上げてみたい。 このアルバムは旧EMI CLASSICSから20世紀クラシックス シリーズとして2CDセットで2011年にリリースされた。 新ウィーン楽派ベルクの初 […]
バーンスタイン&バイエルン放送響ほかーハイドン「戦時のミサ」、1984年ライブ盤
レナード・バーンスタインはニューヨーク・フィルハーモニック時代からハイドン作品にも関心が高く数々のレコード録音を残している。 今回スポットをあてる「戦時のミサ曲」(別称―太鼓ミサ、よき四季斎日のミサ)もニューヨーク・フィ […]
ケク・チャン=リム&群響によるチャイコフスキー「交響曲第5番」
今日は久々にケク・チャン=リム(Kek-Tjiang Lim/1928~2017)指揮する群馬交響楽団のチャイコフスキー「交響曲第5番」に針をおろした。 ケク・チャン=リムはボルネオ出身の中国系の指揮者、ヴァイオリニスト […]
ジャック・ティボー(Vn)によるベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」、1951年11月ライブ
意外にもジャック・ティボー(Jacques Thibaud/1880~1953)はベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」の正規スタジオ・セッションを残しておらず今回紹介するライブ録音が唯一のものとされている。 この音源は1 […]
オーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団による「ピアノ協奏曲”黄河”」、1973年録音
ダニエル・エプスタイン(Pf) /ユージン・オーマンディ(Eugene Ormandy/1899~1985 写真1)率いるフィラデルフィア管弦楽団は1973年9月米国オーケストラとして初の中国公演を行った。 この両国友好 […]