ショスタコーヴィチの壮大なオラトリオ「森の歌」
ショスタコーヴィチの声楽作品の代表作はやはり壮大なオラトリオ「森の歌」であろう。 この作品は1949年に作曲された当時のソヴィエト連邦、スターリンにより提唱された大自然植林事業を讃えるものである。 楽曲は7つの楽章から構 […]
アバド&ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、 ヴィンテージ録音から
今回は若きクラウディオ・アバド(Claudio Abbado /1933~2014)による独グラモフォンのヴィンテージ録音から「チャイコフスキー交響曲第2番」を取り上げてみたい。 これは「漫遊記764/アルゲリッチとの初 […]
レア盤! トスカニーニ&NBC響、放送ライブ音源、1943
前回(漫遊記772)に引き続き英dell’ArteLPからもう1枚、アルトゥーロ・トスカニーニのロシアものを集めたレア盤を紹介したいと思う。 今回は管弦楽が主兵、NBC交響楽団に変わり1943年の放送用ライブ音源である。 […]
レア盤!、トスカニーニ&ハーグ・レジデンティ管弦楽団、1938
イタリアの巨匠アルトゥーロ・トスカニーニが戦前ヨーロッパのオーケストラに客演していた時代、オランダ第3の都市デン・ハーグに本拠を置く名門オーケストラ、ハーグ・レジデンティ管弦楽団(Residentie Orkest)を振 […]
ジャン・マルティノン&フランス国立放送管、日本未発売LPから
今回はフランスの名匠ジャン・マルティノン(Jean Martinon/1910~1976、写真1)が1970年にフランス国立放送管弦楽団と独グラモフォンに録音した日本未発売LPを取り上げてみたい。 これは「スペイン交響曲 […]
20世紀ドイツ正統派ピアニスト、ハンス・リヒター=ハーザー
ドレスデン出身、20世紀ドイツ正統派ピアニストと云われたハンス・リヒター=ハーザー(HANS RICHTER-HAASER/1912~1980、写真1)は日本では少々地味な存在だったためか話題にのぼる機会が少なかった。 […]
交響楽の宝/メンデルスゾーン・アンソロジー
今回は少々珍しいCDを紹介したいと思う。 メンデルスゾーン生誕200年の記念の年を迎えた2009年、ドイツのQUERSTANDというレーベルからメンデルスゾーンを中心とした全10巻の興味深い作品を集めたCDアルバムが発売 […]
ルーマニアの名指揮者”オットー・アッカーマン”の放送録音音源
ルマーニア出身の名指揮者オットー・アッカーマン(Otto Ackermann /1909~1960)はオペラ指揮者としてルーマニア、ドイツ、スイス等々のオペラ・ハウスで戦前から戦後にかけて活躍、ワーグナーも得意とした人だ […]
カラヤン&パリ管/フランクの交響曲ニ短調、1969
ヘルベルト・フォン・カラヤンは1969年2月、パリ管弦楽団の音楽顧問という役に就任し1971年10月まで務めている。 その間に同コンビで数枚のレコード録音も行いとりわけ注目された1枚がフランクの交響曲ニ短調だったと思う […]
冗談音楽の世界「ホフナング音楽祭」ライブ盤
「ホフナング音楽祭」は当時イギリスの若手漫画家として活躍中のジェラード・ホフナング(Gerard Hoffnung/1925~1959)写真1)という人が「冗談音楽」の世界をテーマに1956年から開催したユニークな音楽祭 […]