「私の昭和歌謡レコード史」(9)

今回は1965年(昭和40年)のミリオンセラー大ヒット曲、「日野てる子」の「夏の日の想い出」を紹介したい。 彼女は前年の1964年に「ハワイアン歌手」として「ポリドール・レコード」から「カイマナ・ヒラ」でデビューした。 今回スポットをあてる「夏の日の想い出」の初出シングル盤は「ワン・レイニーナイト・イン・トーキョー」のB面に収録された(写真1  日野てる子「夏の日の想い出」初出シングル盤ジャケット、ポリドールSDR-1060 / 写真2  レベールB面が「夏の日の想い出」)。 ところがこのB面曲が大ヒットしその後A面に差し替えて発売されている。 ちなみに両曲とも作詞・作曲は「鈴木道明(すずき どうめい)」、「ワン・レイニー・ナイト」も当時「越路吹雪」や「マヒナ・スターズ」など大物歌手陣が次々吹き込み当時のヒット・ソングだった。
(つづく)

写真1    日野てる子「夏の日の想い出」初出盤シングル・ジャケット(ポリドール SDR-1060)

写真2    「夏の日の想い出」レーベル面(初出盤はB面収録)