アンドレ・プレヴィンのピアノによるショーソン「ピアノ四重奏曲イ長調」

今回紹介のLPレコードは現在では超レア盤といっても過言ではないだろう。 ピアノの名手でもあった若きアンドレ・プレヴィン(写真1)がアメリカを拠点に活躍したハンガリー系ヴァイオリニスト、フェリ・ロト(Feri Roth)が率いるロト弦楽四重奏団(The Roth Quartets)のメンバー3人とステレオ最初期1958年に録音したエルネスト・ショーソン(Ernest Chausson)の「ピアノ四重奏曲イ長調作品30」である。 ショーソン42歳1897年頃の作品とされ正確な作曲年は定かではないが全4楽章構成で演奏期間はおよそ40分弱の大作である。 フランス印象主義風のエスプリあふれる美しい旋律にウットリさせられる。 プレヴィンの巧みなピアノに聴き惚れる。 また録音データにはアンペックス (Ampex)の2チャンネル・ステレオテープ・レコーダー使用との記載がある。 紹介盤は当時米SFM(The Society for Forgotten Music)レーベルからリリースされた貴重盤である (写真2 LPジャケット-米SFM S7014/写真3 LPレーベル面)。

写真1    若きアンドレ・プレヴィン(1971年ロンドン交響楽団来日公演プログラムから)

写真2    アンドレ・プレヴィンのピアノによるショーソン「ピアノ四重奏曲イ長調」LPジャケット(米SFM-S7014)

写真3    LPレーベル面