アンドレ・プレヴィン&ロンドン響によるチャイコフスキーの交響曲第2番ほか

今回の紹介盤はアンドレ・プレヴィンがロンドン交響楽団首席指揮者就任前の1965年録音のチャイコフスキー「交響曲第2番」と ロシア民謡の研究家、収集家でもあったリャードフ「8つのロシア民謡」がカップリングされた1枚である。 1965年はプレヴィンがクラシック 音楽のレコード録音活動を本格的にスタートとした時期だった。 ロシアものも得意としたプレヴィンの若き日の名盤のひとつだが日本では当時それほど話題に上らなかった。 しかし彼の洗練された指揮ぶりがうかがえる演奏である。 またこの二つの作品を彼は後に再録音しなかったと思われるのでその意味からも貴重である。 カップリングされた「8つのロシア民謡」はリャードフ編曲による抒情的なロシア民謡を組曲風にアレンジした味わい深い作品、こちらはレコード録音の数も意外に少ない。 紹介LPジャケットは1970年代にリリースされた米RCA盤である (写真1 LPジャケット、米RCA-AGL1-1265/写真2 LPレーベル面)。

写真1    プレヴィン&ロンドン響/チャイコフスキー交響曲第2番ほか、LPジャケット(米RCA-AGL1-1265)

写真2    LPレーベル面