ウィリアム・スタインバーグ&ピッツバーグ響によるガーシュイン
今回はまたダイヤモンド1000シリーズ(日本コロムビア)から取り上げてみたい。 今も時々針をおろすウィリアム・スタインバーグ指揮ピッツバーグ交響楽団のガーシュインの名曲、「ラプソディー・イン・ブルー」と「パリのアメリカ人」がカップリングされた1枚である。 オリジナルは米エヴェレスト(EVEREST)の35mmマグネチック・フィルム・ステレオ音源で演奏と共に音質がとても素晴らしい。 「ラプソディー・イン・ブルー」のピアノはプエルトリコ出身、20世紀の世界的名ピアニストのヘスス・マリア・サンロマ(Jesús Maria Sanromá/1902~1984)、写真1)が弾いている。 録音時期はこのLPには記載がないがおそらく「エヴェレスト」が35mmフィルム・マスターに切りかえた1960年前後ではないかと思われる。 ちなみに紹介LPは1969年にリリースされた(写真2 LPジャケット、日本コロムビア MS-1035-EV/写真3 LPレーベル面)。