エスター・ブディアルジョの「ハンガリア舞曲集」(モシュコフスキ、ソロ・ピアノ編曲版)ほか、2001
〜 世界初録音盤 〜
インドネシア、ジャカルタ出身のエスター・ブディアルジョ(Esther Budiardjo、写真1)は現在アメリカで活躍中の名ピアニトである。 彼女はアメリカ開催の国際ピアノ・コンクールで最高位入賞も果たし人気も高いが日本での知名度はいまひとつかも知れない。 今回の紹介盤は彼女が米Pro Piano Recordsへ2001年に録音したブラームスのハンガリア舞曲集(モシュコフスキー/ソロ・ピアノ編曲版)とその編曲者モシュコフスキ作曲「20の小練習曲集」である。 どちらの作品もこの時が世界初録音であった (写真2 CDジャケット、 米Pro Piano-PPR 224536)。 CD録音データによれば彼女は「河合」のプロ・コンサート・ピアノ「EX」を使用している (写真3 CD録音・演奏データ)。 このアルバムも彼女の鋭敏な感性とリズム感が魅力である。 モシュコフスキ(Moritz Moszkowski /1854~1925)はポーランド系のピアニストでもあり数多くのピアノ作品を書いた人である。