オイゲン・ヨッフム&アムステルダム・コンセルトヘボウのブルックナーNo5、1964
〜ブルックナー「交響曲第5番」1964年ライブ盤〜
ブルックナーのスペシャリスト、オイゲン・ヨッフム(Eugen Jochum/1902~1987)がアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団首席指揮者時代の1964年に彼の生まれ故郷、南ドイツのバーベンハウゼン(Barbenhausen)にも近いオット―ボイレン(Ottobeuren)のベネディクト派修道院でライブ録音したブルックナー「交響曲第5番」は現在でも名盤の一つとして語り継がれている。 修道院の残響音が素晴らしくまさにブルックナーの響きがダイレクトに伝わってくる名演である。 筆者は1976年リリース国内廉価盤2枚組LP(写真1)と1989年リリースのCD(写真2)を時と気分により楽しんでいるが会場の残響をより強く感じとれるのはやはりLPレコードのようだ。 LPには第4面にバジリカ(聖堂)のオルガン音楽が3曲ほど収録されているのだが「交響曲-第2楽章(アダージョ)」が「第1面」・「第2面」にまたがっているのがチョット残念である (写真3 LP演奏・録音データ)。 またLPでは録音月日表記が3月31日、CDでは5月30日・31日となっておりこちらはCD記載の方が正しいようである (写真4 CD演奏・録音データ/写真 オット―ボイレン修道院で指揮するオイゲン・ヨッフム、CDブックレット掲載写真)。