オスロ・フィル初来日公演を聴く、1988

〜1988年11月26日、浦安市文化会館(千葉)にて〜

マリス・ヤンソンス率いる「オスロ・フィルハーモニー管弦楽団」の初来日公演は1988年11月のことだった。指揮者ヤンソンスの来日は巨匠ムラヴィンスキーに同行し「レニングラード・フィル」との1977年来日以来の再来日だった。彼は1979年よりこの「オスロ・フィル」の首席指揮者を務めており数々のレコーディングや国際音楽祭参加等々でこの楽団を世界的人気にまで高め、まさに絶頂期を迎えつつあった初来日公演であった(写真1  オスロ・フィル1988年初来日公演プログラム表紙/写真2  公演日程と演奏プログラム)。筆者は来日公演初日11月26日の「浦安市文化会館」での公演を聴いた。プログラムは先ずノルウェー、ベルゲン出身のグリーグの名曲、劇音楽「ペール・ギュント」から4曲 、「朝」「アニトラの踊り」「ソルヴェイグの歌」「山の魔王の宮殿にて」が名刺代わりに演奏された。続いて気分を変えてR. シュトラウスの交響詩「ドン・ファン」休憩をはさみメインはシベリウス「交響曲第2番」である。全体を通じてこの楽団のレベルの高さを充分にうかがわせる演奏を満喫した(写真3  当日会場で配布された「浦安公演」プログラム)。写真4は公演終了後にヤンソンスにプログラムに入れてもらったサイン、 写真5はこの「浦安公演」(1988年11/26)のチケットである。

写真1  1988年オスロ・フィル初来日公演プログラム表紙

写真2   オスロ・フィル1988年初来日公演日程とプログラム

写真3 当日会場で配布された浦安公演プログラム表紙

写真4 コンサート終了後プログラムに入れてもらったヤンソンスのサイン

写真5   オスロ・フィル浦安公演チケット(1988年11月26日)