オッコ・カム&ラハティ響のシベリウス管弦楽曲作品集
今回は今やフィンランドを代表するシベリウスのスペシャリスト「オッコ・カム(Okko Kamu)、写真1」の名盤「シベリウス管弦楽曲作品集」を取り上げてみたい。
このアルバムは以前紹介した(漫遊記182)オスモ・ヴァンスカ時代、世界的なシベリウス・オーケストラとしての名声を確立した「ラハティ交響楽団」と2011年1月にレコーディングされた1枚である。 またオッコ・カムはこの2011年秋にこの楽団の芸術監督に就任している。 アルバム収録作品はシェークスピアの戯曲「テンペスト」の付随音楽からの管弦楽用組曲・交響詩「吟遊詩人」・交響詩「タピオラ」の3作品である (写真2 CDジャケット、スウェーデンBIS-SACD-1945- 2011年リリース)。 演奏はフランスの権威あるディアパソン・ドール(DIAPASON D’OR)賞にも選ばれたお墨付きの名演、録音も大変素晴らしく透明度の高い音質に魅了される。 写真3は2018年4月「新日本フィル」客演の際に懐かしい「TDKオリジナル・コンサート公開録音(1982)」-「ヘルシンキ・フィル・シベリウス・チクルス」プログラム表紙に入れてもらったオッコ・カムのサインである。