オーマンディ&フィラデルフィア管によるチャイコフスキー「交響曲第3番”ポーランド”」
ユージン・オーマディ(Eugene Ormandy/1899~1985)によるチャイコフスキー前期交響曲(第1番~第3番)のレコード録音は1970年代の米RCA盤が唯一のものである。 しかしこの日本国内盤は「第1番”冬の日の幻想”」を除き「第2番”小ロシア”」、「第3番”ポーランド”」はLP時代にはリリースされず今回の紹介CD、「前期交響曲集2CDセット盤」(2003年リリース)が初出となった。 今回スポットをあてる「第3番”ポーランド”」(1875)はチャイコフスキーの交響曲作品の中でも生のコンサートで聴く機会が少ない少々地味な作品だが聴きこめば聴きこむほどに深い味わいが滲みでる。 このオーマンディ盤はフィラデルフィア管弦楽団のまさに黄金の響きに吸い込まれ聴き手を飽きさせない(写真1 CDジャケット、国内盤BMGファンハウス-BVCC38288-89/写真2 CD演奏・録音データ)。