カラヤン&ウィーン・フィル によるヨーロッパ演奏旅行ライブ盤
1962年春、ヘルベルト・フォン・カラヤン率いるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団はモスクワ、レニングラード、オスロ、ストックホルム、コペンハーゲン、ハンブルク、ロンドンを回るおよそ2週間に渡るヨーロッパ演奏旅行を行った。 今回の紹介CDはその最後の訪問地ロンドン(ロイヤル・フェスティバル・ホール)における4月6日の公演で両国国歌演奏を含むプログラムをそのまま収録したものである。 当日のプログラムはモスクワとレニングラード公演で取り上げたモーツァルト「交響曲第41番”ジュピター”」、ブルックナー「交響曲第7番」どちらもカラヤンが大変得意とする作品、CDを聴くと会場を埋め尽くした満員の聴衆を唸らせたことは間違いないようだ。 英BBCのモノラル音源だが音質も大変良好、2013年に英ICA CLASSICSから初CD化された(写真1 CDジャケット、ICA CLASSICS-ICAC-5102(2CD)/写真2 CD演奏・録音データ)。