カラヤン&ウィーン・フィルによるモーツァルト交響曲第40番&第41番
ヘルベルト・フォン・カラヤン&ウィーン・フィルとの一連の英デッカ録音は1959年3月から名プロデューサー、ジョン・カルショウのコンビで開始されこのモーツァルト「交響曲第40番ト短調K.550」はその最初期録音にあたる。 またカラヤンは並行してベルリン・フィルとの独グラモフォン戦後初録音第1弾、リヒャルト・シュトラウス「交響詩“英雄の生涯”」も行っており彼のレコード録音の意気込みを感じる。 またウィーンにおける英デッカ録音会場はソフィエンザールが使用された。 紹介盤「交響曲第40番&第41番”ジュピター”」のカップリングはこれまでLP、CDで廉価盤も含め何度となくリリースされた名盤だが紹介LPジャケットは懐かしい1972年リリースのロンドン・ゴールデン・クラシックスシリーズからの1枚である(写真1 LPジャケット、SLC 2021/写真2 LPレーベル面) 。 ちなみにオリジナル盤は「交響曲第40番」がハイドン「交響曲第104番”ロンドン”」、1962年録音の「ジュピター」はハイドン「交響曲第103番”太鼓連打”」とのカップリングだった。