カラヤン&フィルハーモニア管 / 交響詩「ローマの松」
カラヤンはレスピーギの交響詩ローマ三部作と呼ばれる「噴水」「松」「祭」のうち最後の「祭」はレコード録音しなかったがとりわけ「松」は1984年のベルリン・フィルとの来日公演でも取り上げその映像(大阪公演)もリリースされている。 今回の紹介盤はカラヤン&フィルハーモニア時代録音の大詰めを迎えた1958年1月にキングスウェイ・ホール(ロンドン)でステレオ録音された「ローマの松」、ベルリオーズ序曲「ローマの謝肉祭」、リスト交響詩「前奏曲」を収めた1枚である。 演奏はもちろんのこと名プロデュサーのウォルター・レッグによる名録音で最近ではSACDリマスター化もされているようだ。 紹介LPは半世紀以上も前にリリースされた米エンジェルの初出盤である。 またベルリオーズの序曲「ローマの謝肉祭」はこの録音が唯一の録音となった。 米エンジェルのステレオ初期レーベル面も懐かしい(写真1 LPジャケット、米Angel-S 35613 /写真2 LPレーベル面)。