カール・ベーム&ベルリン・フィル によるモーツァルト「ポストホルン」
今回の紹介盤は全7楽章から成る「ポストホルン」の副題で知られるセレナードだが巨匠カール・ベーム唯一のレコード録音となった(管弦楽ベルリン・フィル/1970年5月録音)。 演奏もこの作品のスケール感を感じる名演でベルリン・フィルの弦楽器群も美しく鳴り響く。 またこの録音では「ポスト・ホルン」に当時のベルリン・フィルのソロ・トランペット奏者ホルスト・アイヒラー(Horst Eichler)、フルートにジェームズ・ゴールウェイ (James Galway)、オーボエにはローター・コッホ(Lothar Koch)が参加している。 またLP第二面にウィーン・フィルとの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」(1974年10月録音)がフィルアップ、ベームの数ある同曲録音の中で意外にもこの録音が唯一のステレオ録音となった(写真1 LPジャケット、国内盤グラモフォンMG1215/写真2 LPレーベル面)。