クナッパーツブッシュ、バイロイト音楽祭、1951

〜「神々のたそがれ」ライブ盤〜

今回スポットをあてるCDは「英デッカ」録音ながらアーティストの契約関係等でおよそ半世紀近くお蔵入りなっていた「バイロイト音楽祭1951」のハンス・クナッパーツブッシュ指揮によるワーグナー楽劇「神々のたそがれ」全曲ライブ盤である。 この全曲ライブ盤が「英TESTAMENT」から世界初CD化されたのは1999年のことだった(写真1  クナッパーツブッシュ「神々のたそがれ」1951年バイロイト音楽祭ライブ、4CDBOXジャケット、英TESTAMENT-SBT-4175)。    このライブ録音は音楽祭8月4日祝祭劇場上演のものである。 ブリュンヒルデを歌う「アストリッド・ヴァルナイ」は音楽祭戦後初再開のこの年が「バイロイト」デビューとなり素晴らしい歌唱を聴かせている。 私は幸運にも1976年2月「チューリッヒ歌劇場」でのクルト・ヴァイル「マハゴニー市の興亡」で彼女の名演を生で接することができた(漫遊記13参照)。 またこのCDには8月4日公演プログラムの出演者コピー(縮小版)(写真2)と「ヴァルナイ」並びにジークフリート役の「ベルント・アルデンホフ」のプログラム掲載写真コピー(写真3)が添付されていた。 写真4はCDケース・ジャケットである。

写真1    クナッパーツブッシュ/バイロイト音楽祭1951「神々のたそがれ」全曲ライブ4CDBOXジャケット(英TESTAMENT-SBT 4175)

写真2    1951年バイロイト音楽祭8月4日公演「神々のたそがれ」配役一覧プログラム縮小版コピー

写真3    同、アストリッド・ヴァルナイ&ベルント・アルデンホフ 1951年プログラム掲載写真(縮小版)

写真4    CDケース・ジャケット写真(クナッパーツブッシュ)