クラリネットの名手、ハンス・ルドルフ・シュタルダーの妙技
ハンス・ルドルフ・シュタルダー(Hans Rudolf Stalder/1930~2017)はスイス-チューリッヒ出身、クラリネットの名手である。 地元チューリッヒ・トンハーレ管弦楽団の首席クラリネット奏者を1950年代から1980年代まで長期に渡り務めている。 また自ら室内楽アンサンブルも結成し活躍、先日紹介のチューリッヒ老舗レコード・レーベル「Jecklin」等々に名盤を残している。 今回紹介盤もその「Jecklin」からの1枚、ウェーバー、メンデルスゾーンのクラリネット室内楽作品を収めたものである。 録音にはクラリネットのシュタルダーのほかバセットホルンにハンスユルク・ロイトホルト(Hans Leuthold)、ピアノにユルク・フォン・ヴィンチュガー (Jürg von Vintschger)が参加している (写真1 LPジャケット、スイスJecklin Disco 533/写真2 LPレーベル面)。 録音年代はデータ記載がないので不詳だが演奏・録音共に大変素晴らしい。
〜アルバム収録作品〜
・ウェーバー:大協奏的クラリネット&ピアノニ重奏曲 OP.48
・ メンデルスゾーン:クラリネット、バセットホルン、ピアノのためのコンツェルトシュテュック:第1番ヘ短調&第2番ニ短調
・メンデルスゾーン:クラリネット・ソナタ変ホ長調から第2楽章「アンダンテ ト短調」