クリスチャン・フェラスのベートーヴェン「ヴァイオリン・ソナタ全集」
クリスチャン・フェラス(Christian Ferras/1933~1982)が名パートナー、ピアニストのピエール・バルビゼ(Pierre Barbizet/1922~1990)と1958年録音(パリ、サル・ワグラム(Salle Wagram, Paris)したベートーヴェン「ヴァイオリン・ソナタ全集」は半世紀以上が経過した現在も歴史的名盤として輝いている (写真1 C. フェラス「ベートーヴェン・ヴァイオリン・ソナタ全集」仏EMI Clasics-7243 4 83423 2 4 (3CD) /写真2 演奏・録音データ)。 フェラスが26歳を迎え演奏活動も本格的になった時代の録音で若きフェラスの溌剌といきいきとした演奏が魅力である。 実力派の伴奏パートナー、バルビゼのピアノも素晴らしい。 またモノラル録音を感じさせないほど録音の素晴らしさも特筆に値する。 尚、この全集盤は1995年にリリースされたものである。