クリフォード・カーゾンによるグリーグのピアノ協奏曲

ロンドン出身の往年の世界的名ピアニスト、クリフォード・カーゾン(Clifford Curzon/1907~1982、写真1)はベルリンでアルトゥール・シュナーベル、パリではナディア・ブーランジェにも師事しモーツァルトを得意とした。 しかしレコード録音があまり好きでなかったためか生前のレコード・リリースは数少なかった。 今回の紹介盤、グリーグの「ピアノ協奏曲」は彼の名盤のひとつに数えられている。 1959年ロンドンのキングスウェイ・ホールにおけるステレオ・セッションである。 英デッカ録音の素晴らしさと共にノルウェーの名匠エイヴイン・フィエルスタート(Øivin Fjeldstad/1903~1983)の棒とカーゾンの繊細なピアノが冴えわたる。 紹介LPは1963年にキング・レコードからリリースされた「25cmSTEREOシリーズ」からの懐かしの1枚である (写真2 LPジャケット、ロンドンSGL 9/写真3 LPレーベル面)。

写真1    クリフォード・カーゾン(インターネット画像から)

写真2    クリフォード・カーゾン/グリーグ「ピアノ協奏曲」25cmLPジャケット国内盤(ロンドン-SGL 9)1963年リリース盤

写真3    LPレーベル面.