グァルネリ弦楽四重奏団によるベートーヴェン「ラズモフスキー四重奏曲」ほか、1966~1968 米RCA録音
1964年結成2009年の解散まで長期に渡り活動を続けたアメリカを代表する弦楽四重奏団の一つであるグァルネリ四重奏団(The Guarneri Quartet)は日本での知名度はいまいち地味だった。 しかし彼らのレパートリーは古典から現代音楽まで幅広くとりわけベートーヴェンには定評があった。 またベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集盤に関しては米RCA (1960年代後期録音)と蘭PHILIPS(1980年代後期―1990年代初頭録音)の二つの名盤を聴くことができる。 今回は米RCA全集録音からとりわけ人気が高かった中期の傑作「ラズモフスキー第1番~第3番」並びに「ハープ」、「セリオーソ」を収めた3CDセット(1966年~1968年録音)を紹介したい (写真1 CDジャケット、米RCA 60457-2RG/写真2 CD演奏・録音データ) 。