ケンペ&ベルリン・フィルによる「エロイカ」、1959年録音

東芝エンジェルのセラフィム名曲廉価盤シリーズもこれまでに何度となく取り上げてきたが今回のルドルフ・ケンペ指揮ベルリン・フィルのベートーヴェン交響曲第3番「エロイカ」も忘れることができない1枚である (写真1 LPジャケット、東芝セラフィムAA 5004/写真2 LPレーベル面)。 当時ケンペがベルリン・フィルに定期的に客演していた時代1959年のステレオ録音である。 カラヤン流の流線形スタイルの演奏ではないが一言で云えば素朴ながら深みも感じる演奏にハマってしまった。 このレコードをきっかけに1973年には彼が当時芸術監督兼首席指揮者を務めていたロイヤル・フィルを聴きにロンドンまで追いかけてしまった(漫遊記-2)。

写真1    ケンペ&ベルリン・フィル/ベートーヴェン「英雄」ほかLPジャケット(東芝セラフィム-AA5004)

写真2    LPレーベル面