ゲルギエフ&キーロフ管弦楽団によるリムスキー=コルサコフ交響組曲「シェエラザード」
ヴァレリー・ゲルギエフ&キーロフ管弦楽団のリムスキー=コルサコフ交響組曲「シェエラザード」(2001年録音)を聴くといつもウットリと心地よい気分になる。 録音の素晴らしさと共に当時のコンサート・マスター、セルゲイ・レヴィティン(Sergei Levitin)のヴァイオリン・ソロが美しく響きゲルギエフの壮大なスケール感と劇的な演奏が筆舌に尽くしがたい名演である。 さらにフィル・アップされたボロディンの交響詩「中央アジアの草原にて」バラキレフ「イスラメイ(東洋風幻想曲)」(管弦楽版)もエキゾチックな花を添えている(写真1 CDジャケット、蘭PHILIPS 470 840-2 /写真2 CD演奏データ)。