コレギウム・アウレウム合奏団によるペルゴレージの歌劇「奥様女中」
コレギウム・アウレウム(Collegium Aureum)合奏団は1962年ドイツで結成された指揮者を置かない古楽器による楽団である。 演奏活動は欧米はもちろんのこと日本をはじめ世界各地で注目され1990年代に解散するまで絶賛を浴びた。また独ハルモニア・ムンディ(Harmonia Mundi)が彼らのレコード録音制作にあたり南ドイツ、バイエルン州シュヴァーベン(Schwaben)地方キルヒハイム (Kirchheim)のフッガー城(Fuggerschloss) の「糸杉の間」をメインのレコーディング会場に選んだことでも知られている。 ところで今回の紹介盤ペルゴレージのオペラ・ブッファ代表作、歌劇”奥様女中”」(全曲)もこの「糸杉の間」における1969年の録音である。 このオペラは当時「幕間劇」として作曲されたがその後ヨーロッパ各地で単独で上演されるほどの人気を得たと云われている。 紹介盤は1982年の国内再リリース盤(国内初出1976年)だが録音も少なくこの録音は代表盤の一つだった (写真1 LPジャケット、テイチク ULS 3257-H/写真2 LPレーベル面)。