サー・エードリアン・ボールト&ロンドン・フィルハーモニックのシューマン
サー・エードリアン・ボールト(Sir Adrian Boult/1889~1983、写真1)はエルガー、ヴォーン・ウィリアムズ、ホルスト等々イギリス音楽のスペシャリストとして知られたイギリス巨匠指揮者だが、一方シューマンやブラームスなどロマン派の作品の演奏にも定評があった。
今回の紹介盤は彼がロンドン・フィル首席指揮者時代の1956年、ステレオ最初期にセッション録音されたシューマン交響曲全集から第1番 “春” と 第3番” ライン”がカップリングされたLPである。 これは英パイ(PYE)・レコード音源で紹介盤は1977年にテイチク・レコードから第2番、第4番と共にリリースされた (写真2 LPジャケット、テイチクULS-3081-Y /写真3 LPレーベル面)。 時代を感じさせる録音だがどちらも超快速テンポで振るボールトのキレ味鋭いシューマンである。