サー・トーマス・ビーチャム& ロイヤル・フィル、ライブ盤から
今回は「ロンドン・フィル」・「ロイヤル・フィル」を創設したイギリス音楽界20世紀の名物男と云われたサー・トーマス・ビーチャム(Sir Thomas Beecham /1879~1961)晩年のライブ盤から1枚取り上げてみたい。 彼はハイドン、モーツァルトそして親交を持ったディーリアスを得意とした。 CDにはメンデルスゾ―ン/序曲「美しいメルジーネの物語」・ベートーヴェン「交響曲第7番」・ディーリアス 組曲「北国のスケッチ」が収められ1959年11月のステレオ・ライブ録音となっている。 ただCD録音データに収録日の記載がないため同一日のコンサート・ライブかは不明である (写真1 CDジャケット、米MUSIC & ARTS CD-281 /写真2 CD演奏・録音データ) 。 超快速テンポ(演奏時間34分弱)で振るベートーヴェン「第7番」に驚いた。 また組曲「北国のスケッチ」では第2曲「冬の風景」と第3曲「踊り」を入れ替えて演奏している。 このレーベル「MUSIC & ARTS」は米国カリフォルニア州バークレーに創設された歴史的ライブ録音を中心としたレーベルでこの「ビーチャム盤」は1988年にリリースされたものである。 CDケース裏面カバーにはCD制作は「日本コロムビア(デンオン)」となっている(写真3 CDケース裏面カバー)。