ザルツカンマーグート地方を訪ねて(1)、1987年夏
ザルツブルク⇨ザンクト・ギルゲン⇨ザンクト・ヴォルフガング
ザルツブルクの東方一帯のザルツカンマーグート(Salzkammergut)地方は多くの山々や湖に囲まれた景勝地域である。 この「ザルツカンマーグート」とは「塩の御料地」を意味しかつて栄えたハプスブルク帝国の直轄地であった(写真1 ザルツカンマーグート地方マップ) 。 また風光明媚なこの地域は1965年制作のミュージカル映画「サウンド・オフ・ミュージック」のロケ地にもなり世界中から多くの観光客で賑わっている。 ザルツブルク市内中心からほど近いところに位置するかつてのレオポルドスクロン宮殿(Schloss Leopoldskron)(写真2筆者撮影)は現在ホテルとして使用されているがこちらも先の「サウンド・オブ・ミュージック」のロケで使用されている。
先ず、筆者が最初に訪れた街はヴォルフガング湖に面するザンクト・ギルゲン、こちらはモーツアルトの母の生家があることで知られている(写真3 モーツアルトの母生家/ 写真4 モーツアルト母と姉ナンネルのレリーフ/ 写真5 ザンクト・ギルゲンの街並み、以上筆者撮影)。 因みにモーツアルト自身はこの街には住んだことはないようである。
次にザンクト・ヴォルフガングもその名称の通りヴォルフガング湖畔の美しい街である。この街にあるホテル白馬亭はオペレッタ「白馬亭」の舞台として知られている(写真6 ザンク・ヴォルフガングの風景、筆者撮影)。 この写真6の白い塔はヴォルフガング巡礼教会で「ホテル白馬亭」はこの隣に位置する(写真7 ザンクト・ヴォルフガングののどかな風景、筆者撮影)。
(つづく)