シャルル・ミュンシュ、モスクワ・ライブ、1965
今回はフランスの巨匠シャルル・ミュンシュ(Charles Munch/1891~1968、写真1)が1965年、ソヴィエト国立交響楽団に客演したライブ盤を取り上げてみたい。 このアルバムは2014年新生ロシア・メロディア・レーベルからリリースされた。 ミュンシュは1956年にボストン交響楽団を率いてのヨーロッパ公演の際にもモスクワを訪れ当時のライブ盤も過去にCD化されたことがある(米SCORA CLASSICS) 。 従って当盤はミュンシュのモスクワ再来訪、しかも「ソヴィエト国立響」客演の貴重なライブ音源ということになるだろう (写真2 ミュンシュ・ライブ・イン・モスクワ-デジパック仕様CDジャケット、露メロディアMELCD 10 02279) 。 収録作品は得意のオール・フランスものでオネゲル「交響曲第2番」・ラモー歌劇「ダルダニュス」から組曲版、ドビュッシー「交響詩”海”」・ルーセル舞踊音楽「バッカスとアリアーヌ」第2組曲となっている(写真3 CD収録作品演奏データ /写真4 CDレーベル面)。 ミュンシュの本領発揮はやはりライブ演奏にあることを生で聴いた来日公演を思い起しこのCDでも再認識させられた。