ショルティ&カーゾン唯一の共演盤/チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」、1958
今回の紹介LPは英国ロンドン出身、20世紀の世界的ピアニスト、クリフォード・カーゾン(Clifford Curzon/1907~1982)」のゲオルグ・ショルティ(Georg Solti/1917~1997、写真1)と唯一の共演盤と思われるチャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」である。 バックはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、1958年の英デッカ-ステレオ音源で紹介盤は1964年にキング-ロンドンレーベルから「STEREO 1200 SERIES」(廉価盤)でリリースされた懐かしの1枚。 当時カーゾンの日本での知名度は地味だったがこの堂々とした格調高い演奏で筆者は彼の魅力を再認識した(写真2 LPジャケット、国内盤キング-ロンドンSMR-5002/写真3 LPレーベル面)。 尚、筆者は未聴だがカーゾンはこの名曲を1950年頃、ジョージ・セル指揮ロンドン新交響楽団とすでにモノラルで「英デッカ」に録音していた。