ジャン=クロード・ベルネード&ラムルー管弦楽団 / ドビュッシー&ラヴェル管弦楽作品集
ジャン=クロード・ベルネード(Jean-Claude Bernède /1935~1991、写真1)はロワール川流域のアンジェの城で有名なアンジェ(Angers)出身のフランスの名指揮者、ヴァイオリニストである。 自らベルネード四重奏団を結成したことでも知られている。 今回の紹介盤は彼がパリのコンセール・ラムルー管弦楽団(L’Orchestre des Concerts Lamoureux)音楽監督時代のライブ録音、ドビュッシーとラヴェルの代表作を集めたアルバムである。 ちなみに1986年3月サル・プレイエル(Salle Pleyel, Paris)における収録だが聴衆の拍手はカットされている。 収録作品はドビュッシー交響詩「海」、ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」「ボレロ」「ラ・ヴァルス」の4作品で「亡き王女のためのパヴァーヌ」以外の3作品はこのラムルー管弦楽団が初演している。 この演奏も各作品のツボを押さえたベルネードの好演で録音も素晴らしい。 紹介CDは仏FORLANE(フォルラン)レーベルからリリースされた(写真2 CDジャケット、仏FORLANE-UCD16555)。