ジョージ・ハースト&デンマーク王立管弦楽団による「田園」

今回の紹介盤LP、デンマーク王立管弦楽団を振るイギリス出身のジョージ・ハースト(George Hurst/1926~2012、写真1)は日本ではあまり知られてないが本国のイギリスや北米大陸のカナダやアメリカで活躍した指揮者である。 レコード録音はやはりエルガーやヴォーン・ウィリアムズなどのお国ものが多いが紹介のベートーヴェン交響曲第6番「田園」も個人的には好きな演奏である。 録音は1960年代初期のステレオ・セッション、第1楽章の主題提示部の反復も実行するなど丁寧な演奏にも好感が持てる。 写真のLPジャケットはジャズやセミ・クラシック作品などもリリースした英SAGA Records音源で1969年に英ALLIED Recordsレーベルから再リリースされた1枚である (写真2 LPジャケット、OPP-3027/写真3 LPレーベル面) 。 尚、この国内盤は1970年頃にテイチク廉価盤Classic Best Collection Series(千円盤)で同コンビによる「第3番”エロイカ”」をカップリングして超お徳用盤でリリースされていたことがある。

写真1    指揮のジョージ・ハースト(インターネット画像から)

写真2    ジョージ・ハースト&デンマーク王立管/ベートーヴェン「田園」LPジャケット(英ALLIED Records-OPP3027) 1969年リリース盤

写真3    LPレーベル面