スウェーデンの名チェリスト ”マッツ・ロンディン”
〜 ベートーヴェン「チェロ・ソナタ全集」〜
今回紹介したいCDアルバムはスウェーデンの名チェリスト、指揮者としても活躍した「マッツ・ロンディン(Mats Rondin)」(写真1 インターネット画像から)が同じくスウェーデン出身の名ピアニスト「ハンス・ポールソン(Hans Pålsson)」(写真2 インターネット画像から)と組んで2002年にレコーディングしたベートーヴェン「チェロ・ソナタ全集」である。 マッツ・ロンディンは毎年夏、スウェーデン南部「スコーネ地方」で開催される「イシドール・クッレ音楽フェステイバル(Isidors Kulle Music Festival)」の主宰者であった。 この「チェロ・ソナタ全集録音」も音楽祭が開催される「「イシドール・クッレ」のスタジオで行われている(写真3 M.ロンディン&H.ポールソン「ベートーヴェン・チェロ・ソナタ全集」ジャケット、スウェーデンISIDOR RECORDS-ISCD-2、2CD / 写真4 ジャケット裏面、録音データ)。
この「ISIDOR RECORDS」はロンディン自身が立ち上げたレーベルでもあった。 演奏はピアノのポールソンとの息もあいロンディンののびのびとした明るいチェロの響きが聴きものである。 おまけに録音も大変優秀である。 しかしロンディンは惜しまながら2014年、54歳の若さで亡くなっている。 まだまだ今後の活躍が期待されていただけに無念である。