スーク・トリオ、懐かしの一枚
スーク・トリオ(Suk Trio)は20世紀を代表するチェコのピアノ・トリオだった。 おそらく世界トップ・クラスのピアノ・トリオと云っても過言ではないだろう。 今回は彼らが数多く残したレコード録音から個人的に好きなメンデルスゾーン「ピアノ三重奏曲第1番ニ短調作品49」とブラームス「ピアノ三重奏曲第3番ハ短調作品101」がカップリングされた1枚を紹介したい。 チェコ・スプラフォン音源でこの国内盤は1968年日本コロムビアからリリースされた。 録音は1960年代中期と思われる。 ところでこのトリオの結成は古く1951年に遡り結成当時のメンバーはヴァイオリン:ヨゼフ・スーク(Josef Suk)、ピアノ:ジジ・フビチカ(Jiří Hubička)、チェロ:サシャ・ベチュトモフ(Saša Večtomov)だったが翌1952年にチェロがヨゼフ・フッフロ(Josef Chuchro)に交代、1957年にはピアノにヤン・パネンカ(Jan Panenka)が参加し1990年の解散まで続いた。 紹介LPは当時まだ30代若きこのメンバーによる溌剌とした演奏に魅了される (写真1 LPジャケット、日本コロムビア OS-2006-S/写真2 LPレーベル面)。