P.ズッカーマン(Vn)/エルガーのヴァイオリン協奏曲1992

イスラエルの名ヴァイオリニスト、ピンカス・ズッカーマンは指揮者としても活躍し現在カナダの首都オタワの国立芸術センター管弦楽団首席指揮者を務めている。 彼はエルガーのヴァイオリン協奏曲を大変気に入りライブ録音も含め3度も録音している。 いずれも彼の名盤として知られているが今回は2度目のセッション録音にあたるレナード・スラットキン指揮セントルイス交響楽団との演奏を紹介したい。 この録音は1992年11月28日・29日両日に渡りこの楽団の本拠地パウエル・シンフォニー・ホールで行われている。 この演奏はこの長大な協奏曲が持つロマン的な抒情性をタップリと味わえる聴き手をウットリとさせる1枚ではないだろうか。 長大な協奏曲の後に聴くフィルアップされた代表的小品「愛の挨拶」もまた心が和む(写真1 CDジャケット、米RCA 09026-61672-2、1993年リリース/写真2 CD演奏・録音データ)。

写真1    P. ズッカーマン/L. スラットキン&セントルイス響  エルガー「ヴァイオリン協奏曲」他、CDジャケット(米RCA 09026-61672-2)

写真2-    CD演奏・録音データ