"ダーウィン"からクイーンズランド州都"ブリスベン"へ、1994年5月(エピローグ)
「カカドゥ国立公園」から「ダーウィン」に戻った筆者は5月13日はダーウィン埠頭などを散策し1日のんびりと過ごした(写真1 ダーウィン埠頭、筆者撮影)。 岸壁には2羽のユリカモメが愛らしくハネを休めていた(写真2筆者撮影)。 さらに岸壁沿いを歩くとメルボルンの旧型市電を利用した売店が目に留まりこのレトロな雰囲気が何とも言えなかった(写真3筆者撮影)。 そして翌14日午後の便でクイーズランド州都ブリスベンに向かった(写真4 ダーウィン空港チェックイン・ロビー、筆者撮影)。 出発ロビーでは当時日本ではすでに姿を消していたリアエンジンのボーイング727が目に入り咄嗟にシャッターを切った(写真5 アンセット航空-ボーイング727-200、ダーウィン空港、筆者撮影)。 ブリスベンまでの飛行距離はおよそ2,800Km、飛行時間は4時間弱、夕方にはブリスベン入りしダウンタウンのホテルにチェックイン。 この街には過去にも何度か訪れており馴染みがあるので今回はクイーンズランド鉄道発祥の地イプスウィッチ(Ipswich)にも訪ねてみることにした。 聞くところによればこの街の「引き込み線」には「クイーンズランド鉄道」のレトロ客車が保存されているとのことだった。 まずは15日午前中から午後にかけブリスベンの街並みを久しぶりに散策、ブリスベン川を行き交う観光船(写真6筆者撮影)や歴史的建造物ストリー・ブリッジ(Story Bridge)1940年建設)、シティー・ホール(市庁舎)などを見て回る(写真7 ストリー・ブリッジ、筆者撮影/写真8 シティー・ホール、筆者撮影)。 中でも筆者がとりわけ気に入っているクイーンズ・ストリート・モール(ショッピング・センター、写真9筆者撮影)にあるリージェント・シアター(Regent Theater-1929年)は今回筆者が訪れた1994年当時は映画館として使用されていたが現在では観光案内所になっているそうだ。 内部の装飾がヨーロッパの劇場を彷彿させその格調の高さがうかがえる(写真10 リージェント・シアター、筆者撮影)。 少々遅くなった午後3時過ぎブリスベン・セントラル駅(写真11筆者撮影)から電車(写真12 シティー・トレイン、筆者撮影)で40Kmほど離れたイプスウィッチに向かった。 目当てのレトロな客車群に巡り合えたのは夕暮れ時、静まり返った人っ子一人いない引き込み線に置かれたレトロ客車群は何か不気味さも感じ幻想的であった(写真13・14・15 レトロな客車、筆者撮影)。