トルコ観光の白眉、古代遺跡と自然遺産(9)、2012年1月
〜イスタンブールにて(その2)"ボスポラス海峡クルーズ” 〜
イスタンブールの街を海から眺める「ボスポラス海峡クルーズ」もなかなかオツなものだった。 約2時間のショート・クルーズだが海上から眺めるモスクや要塞などの風景が一段とエキゾチシズムを感じた。 まずイスラム寺院の数々のミナレット(塔)が目に飛び込んでくる(写真1筆者撮影)。 観光船は海峡を北に向かって進む。 このショート・コースでは「第二"ボスポラス大橋"」の手前でUターンし戻る行程である(写真2 クルーズ・マップ)。 当日は生憎曇天で肌寒かったが華麗で美しい風景を楽しむことができた。 出発後左舷(新市街)に現れたモスクは「ドルマバフチェ・ジャミイ」という18世紀のバロック風の美しい寺院である。(写真3筆者撮影)。 同時に宮殿も目に留まる。 因みに「ドルマバフチェ」とは「埋め立てられた庭園」を意味するそうである。 やがて全長1Kmの「ボスポラス大橋」の下をくぐる。 このクルーズの見どころ「ルーメリ・ヒサール」はメフメットII世が15世紀半ばに建造した要塞である。 現在は博物館としても公開されているとのことだが船上からの眺めも素晴らしい (写真4 ルーメリ・ヒサール、筆者撮影)。 この先は高級住宅街(写真5筆者撮影)を通過し折り返し地点の「第ニ"ボスポラス大橋”」(1988年完成)が見えてくる(写真6筆者撮影)。 帰路で目についたのはアジア側のトルコ海軍士官学校(クレリ海軍学校)の優美な建物だった(写真7筆者撮影)。 また桟橋に戻る手前に目に留まった「ガラタ橋」近くに位置する新モスク(Yeni Mosque)(写真8筆者撮影)やスレイマニエ・モスク(写真9筆者撮影)も印象的だった。
(つづく)